お子さまの成長に合わせた頭皮と髪のケアで
清潔で気持ちの良い、笑顔いっぱいの毎日へ
赤ちゃんから子どもになるにつれて、
どんどんできることが増えて、
たくさん汗をかくようになりますよね。
気づかない間に頭皮や髪の汚れはたまるものです。
でも、まだまだ子どもの頭皮や髪は繊細。
お子さまの成長に合わせたケアの方法で清潔を守り、
笑顔いっぱいの毎日が過ごせますように。
親子の大切な時間を応援しております。
- 汗腺(汗が出る穴)の数は、200~500万で、生まれた時から大人と同じ数あると言われています。さらに2歳頃までに、汗をかく機能が大人と同程度まで発達してきます。子どもの小さな頭で、大人と同等の汗をかくため、密度が高くなり子どもは「汗かき」と感じるのです。
- 室内で寝ていただけの赤ちゃんから、1歳~2歳で立って歩けるようになり行動範囲が広がっていきます。成長と共に好奇心が増え、行動範囲が広がり、さまざまな汚れ(=細菌)と接する機会が増えます。さらにそれが常在菌と混ざってニオイの原因となるのです。「汗の量+汚れ」が増える2歳ごろが、汗と汚れをすっきり洗えるキッズ用シャンプーへのかえ時です。
- 2歳ごろになると、毛髪の長さや数も増えてくる一方で、お子さまの髪はまだまだ細く、伸ばし始めた髪がからまってしまいやすい時期です。タオルでゴシゴシ拭かず、優しく抑えるように水分をふき取りましょう。髪を乾かす際のブラッシングも効果的。髪のからまりを軽減する泡状のシャンプーや、子ども用のコンディショナーを使用してみることもおすすめです。
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子どもの頭皮と髪のにおいが気になる。
ちゃんと洗えていないのかな?お使いのシャンプーがお子さまに合っていない可能性があります。お子さまの成長に合わせて、シャンプーを変えてみるのがおすすめです。
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子どもにもドライヤーを使ってもいいの?
お子さまの毛髪は細くて傷みやすいので、熱ダメージなどから守るためにドライヤーはできるだけ手早くすませましょう。
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ベビー用シャンプー卒業はいつごろ?次は何を使えばいい?
約半数の方が、2歳前後でベビー用シャンプーを卒業されるようです。お子さまの髪や頭皮に適した、キッズ用シャンプーがおすすめです。
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子どもが洗髪を嫌がるときは?
「目にしみるのがいや」など嫌がる原因がわかる場合は、シャンプーハットなどを使ってみても。洗わなきゃと構えすぎず、リラックスしてお風呂を楽しい時間にしてあげましょう。
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子どもの1人シャンプーは
いつごろ始めればいい?4〜5歳で1人シャンプーを始める方が多いようです。シャンプーに慣れてきた頃合いで、1人でシャンプーする練習を始めてみましょう。
基本の洗い方
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シャンプーの前にしっかりお湯で洗うことを「予洗い」と言います。予洗いでホコリや皮脂の汚れなどを浮かせてからシャンプーの泡をつけることで、よりしっかりと汚れを落とすことができます。
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お湯と一緒に泡がたれないように、しっかり髪の水気をきってから洗ってあげましょう。意識して、髪全体に泡を均一に行き渡らせ、包み込むようにしましょう。
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お湯と一緒に泡がたれないように、しっかり髪の水気をきってから洗ってあげましょう。意識して、髪全体に泡を均一に行き渡らせ、包み込むようにしましょう。
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お湯と一緒に泡がたれないように、しっかり髪の水気をきってから洗ってあげましょう。意識して、髪全体に泡を均一に行き渡らせ、包み込むようにしましょう。
汚れが付きやすい前側からスタート。生え際をしっかり洗い、泡をなじませてから、後ろや横を洗いましょう。洗う時間は1ブロックにつき15~20秒くらい。短い歌をうたって、時間の目安にするのもおすすめです。
一人で完璧に洗うのはまだ難しい年齢。最後は「おかゆいところはないですか?」と美容院ごっこで、楽しく声をかけながらおうちの人が仕上げ洗いを。後頭部は上向きで洗うとしっかりすすげます。指でさわってぬるぬるがなくなるくらいまですすぎましょう。
おうちのかたが「シャンプーやさん」になりきって、お子さまの髪を洗います。しっかり泡立てて洗いながら、少し髪型に変化をつけてみましょう。何の形に見立てたか、クイズを出して答えてもらっても楽しめます。ときにはお子さまにも「シャンプーやさん」になってもらい、おうちのかたの髪を洗ってもらってもよいでしょう。
※お子さまの目に泡が入らないよう、おうちのかたがそばで見てあげてください。
おうちのかたがお子さまの髪を洗い流すときに、「しっかり目をつぶったら、ここに何かが遊びに来るよ」と声をかけると、目をつぶっている時間がワクワク時間に早変わり。洗い流している間に、約束した場所におもちゃなどを移動させましょう。「目をつぶっている間にパパの顔が変わるよ」と声をかけて、おうちのかたが表情に変化をつけても楽しいでしょう。
しまじろうと一緒に楽しく頭の洗い方がわかる!
※YouTubeにつながります。
※通信料はお客様負担となります。
- 馬場直子先生
- 神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、横浜市立大学皮膚科臨床教授、日本皮膚科学会専門医。先天性皮膚疾患やアトピー性皮膚炎が専門。3人のお子さんを育てた先輩ママ。
※監修者のプロフィールは取材時のものです。