※お子さんの発達や状況を見ながら行ってください。
子どもが寝付けずぐずる時はぎゅっと抱きしめてあげてください。手を包み込むようにやさしく握って温めると緊張が解けます。
- 寝る場所について
- 車は鉄なので冷えやすく寒く、エコノミー症候群の危険性もあります。やむを得ず一時的に寝泊まりする場合は、数時間に一度は外に出て体を伸ばしましょう。
- 寝るときの防寒対策
- 帽子や布などを巻いて頭を温め、鞄に足を入れるなど足首に空気の層を作ります。子どもは布が首に巻きつくと危険なので、ハンドタオルなど小さめの布を頭に。
- 避難所で寝るとき
- スペースが許せば周囲に段ボールの仕切りを作ると温かくなります。プライバシーを守るためにもよい方法です。
- 添い寝しよう
- 添い寝は温かく、赤ちゃんも子どもも大好きで安心します。子どもは眠くなると手が温かくなります。手を握ったり体をマッサージすると眠りにつきやすくなります。
- 睡眠不足が気になるとき
- 乳幼児は細切れでも深く眠っているので睡眠不足になりません。短期間であれば、睡眠リズムの乱れについて気にしすぎる必要はありません。
- ちょっとしたことで目を覚ます場合
- できるだけ添い寝で安心させてあげましょう。子どもは、足や手が少し大人とふれているだけでも安心できます。
暗闇を怖いなど、恐怖心から血管が締まり、手足が冷たくなることがあります。毛布でくるんだり、手で握って手足を温め、気持ちを落ち着かせてあげてください。
- 子どもが寝るのを怖がるときの言葉がけ
- まず、「大丈夫だよ」と声をかけ安心させます。また、「一度寝て朝になったら、一緒に遊ぼうね」など、朝が来るのが楽しみになる言葉をかけ、実際に翌日一緒に遊んであげましょう。
- 遠藤 拓郎 先生(スリープクリニック調布 院長)
- あんどうりす 先生(防災ファシリテーター)
- 佐川 久美子 先生(国際インファントマッサージ協会公認インストラクター)